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活動報告 [MIHAS 2017]

| 2017年4月18日更新 | お知らせ 活動レポート

JAKIM Convention参加

2017年4月3〜4日マレーシア クアラルンプールにてJAKIM Conventionが開催されました。例年は世界のJAKIMが承認したハラール認証団体に限られた参加でありましたが、JAKIM HALALの代表が変わったことから方針も一変し、承認団体以外も参加できるようになりました。同時開催された各種の企業・認証団体監査員向けのトレーニングも実施されました。
コンベンションではJAKIM HALAL代表のシラジュッディン氏は今回のイベントタイトルでもある「Unity in Diversity」(多様性の中の統合)を主張されており、「そろそろみんな同じ規格で、同じ共同体としてハラール産業に取組むべきではないだろうか」と仰っておりました。世界のハラール産業では今だ統一基準もなければ、各国がすきなように国の規制をつくるので、市場は混乱に陥る傾向があり、現在日本で起こっていることも例外でなく、日本で統一できないのはこれらの影響を受けているからともいえるのではないでしょうか。とても新しい産業故、開拓段階において現在のような「混乱」や「摩擦」は通らなければならない道ではあるのかもしれませんが、人の信仰に触れる産業に携わるにふさわしく、政治的な要素や営利にとらわれず誠意を持って「統合と多様性」の実現を願いたいと思います。

オフィシャルディナーでは、副首相Y.A.B Dato’seri Dr. Ahmad Zahid Hamidi氏がハラール産業の現代の問題点やマレーシアの意向など的確に台本無しで述べられていたことから、さすが首相を支える副首相!と感銘を受けました。同氏のスピーチを次の日のMIHASのオプニングセレモニー時にも拝聴しましたが、ハラール産業を語る彼のお話の中には複数回にわたり「日本」という言葉が含まれておりました。マレーシアナジブ首相が前回来日された際に安倍首相と「日本の五輪向けのハラール対策をマレーシアがお手伝いします」という内容に両首相が合意された、と報道がありましたが、この合意に基づくお話をされており、日本へのハラール産業に関する支援をする意向を何度も復唱されておりました。逆にハラール産業の促進にあたり、日本のハラールの存在も必要不可欠なのである、という印象も受けましたが実際にマレーシアにおける日本のハラールへの期待はMIHASを通しても分かるように、とても感心が高まっているといえるでしょう。

MIHAS 2017

4/4からは準備のためにKLIA付近の会場からMIHAS会場であるKLCCへ移りました。

到着するとまだブース製作会社の方々が製作中でした。

今回は日本通運株式会社様がブース製作とライブクッキング、そして昨年も大好評であったFun Japan!による浴衣の試着コーナーを受け持って下さり、今回のジャパンパビリオンが他出展企業様らと共に完成しました。

今年はマレーシアと日本の国交60周年記念にあたり、翌週には皇太子殿下が来馬され式典が行われるということで、今後もさらに国交が進み、深い関係へと発展していけるように願いを込めて、我々もそのアピールにマレーシアと日本の国旗、60周年記念ポスターを掲示しました。

出展企業様は日通様を含め4企業様で、山形の醤油メーカーである丸十大屋株式会社様、愛媛県の養殖マグロをご出展された愛育フィッシュ輸出促進共同企業体様、丸十大屋様と共に連続でご出展されている食品添加物メーカーである有機合成薬品工業株式会社様でした。昨年は11社のご出展だったのに比べ企業数は少なかったものの、日本のハラール産業を代表するジャパンパビリオンは各企業様の製品アピールは勿論、「日本のハラール」の存在を世界へ魅せる任務を持っていることから、この出展は必要不可欠なものでした。

今回のなによりのジャパンパビリオンの目玉は「マグロの解体ショー」でした。なぜマグロなのか、魚ってハラールだよね?と思われる方も少なくありませんが、天然魚と違い人が餌を与え管理をしますので、養殖魚の場合はその餌や工程の確認をするためハラール認証対象となっています。愛媛県の養殖マグロを世界へ羽ばたかせたい、とう思いと今回のイベントが重なり、マグロの解体ショーという形で表現することができたのだと思います。

日通様により、宇和島から冷凍のマグロが空輸で「ハラール物流」に乗せて関空を経由し、KLの会場へと運ばれました。

4/5開催当日、46kgもあるマグロが会場に展示され、置いてあるだけで人だかりができてくるほどの注目となり、午前中に1回目の解体を行った際には通路が塞がり近所のブースからクレームがでるほどの盛況でした。その後はお刺身にして、丸十大屋様の醤油と合わせて試食をして頂き、来場された方々はお刺身が初めてだった人も「おいしい!」と頬張る光景が見られました。更に副国際貿易大臣も奥様同行でご来場され、ご試食されました。

そして、第2の目玉は日通様によるライブクッキングのプロデュースが思わぬ展開となり、来場者の方々も含め大変楽しい賑わいとなりました。

佐賀でハラールラーメンを提供されている日光軒様による、流暢な日本語を話されるマレーシア人のアリフさんによる英語の解説入りのライブ手打ちラーメンは来場者も巻き込んだ体験型セッションとなり、初めてみるラーメンの手打ちに会場が圧倒された様子でした。もちろんラーメンの試食もあり、ラーメンは不動の人気であることを実感しました。また、ハラールレシピジャパンによる、ごはんに味噌を和えた「簡単味噌むすび」や、鉄火巻きなど来場者も体験しながら試食し、今回のパビリオンテーマである「Taste & Experience Japan!」にぴったりなコンテンツとなりました。

今回をへて、実際に企業様の声、マレーシアの期待、現地ディストリビューターの声、何れにも属さない人の声、総合して合わせますと大きな課題がいくつもあることを改めて実感しました。

そもそも日本のハラールの現状が混乱に陥っているのは何が原因なのか。

日本からでてくるハラール製品と市場で求められているもののギャップ。

日本の企業が求める商売の方法と、現地が求める方法とのギャップ。

それらを繋ぐ人的・知的資源の欠落

原材料メーカーではなく、完成品の販売をされているメーカー様の場合、今回実際に受けた声の一つとして、日系商社が現地のディストリビューターから見積もり依頼を受けるが小ロット過ぎて相手にしてもらえず、ディストリビューターは商品を拡散したいにも関わらずそれが叶わない、メーカー様も同様、拡散したい意向と相反することが知らないところで起こっていた、とのことでした。そもそも現地の物価に比べて高価な商品で物流コストを合わせるととても現地で販売できる値段に合わせるのは困難ではないでしょうか。他には、現場で私が聞いたこととしては、陳列していたハラールロゴ入りの商品を手にとった、あるムスリムのカップルが、これはどこで買えるのかと聞きました。「上の伊勢丹内のスーパーでもロゴはついていないけど、同じ物は売っていましたよ」案内しましたが、「本当にそれは同じ物なのかどうか不安」といわれました。マレーシアですでに販売をしているのに、ロゴ入りのものもすでに販売をしているのに何故伊勢丹でロゴ入りのものを販売していないのか分かりませんが、せっかくのロゴが活きていないのが残念でもありました。

なにわともあれ、今回は各企業様、各人のご協力・ご尽力あり日本のハラール産業を代表する日本パビリオンが大盛況に終わり、更には「Best Country Pavilion賞」を受賞したことは日本のハラールの存在の周知においては大成功であったといえるかと思います。今回の出展が企業様の今後のご繁栄にお役に立てていれば尚幸いです。

 

— レモン史視

 


 
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