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活動レポート UAEシャルジャ ハラール会議&展示会 

| 2014年2月1日更新 | 活動レポート

2013年12月16日〜18日の期間、UAEシャルジャの会場で「Halal Middle East 2013」というハラール会議と展示会が開催されました。

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これは2012 年に引き続き2年目のイベントですが、昨年のイベントの評判が良かった事と、主催のパキスタン系の組織が日本でも同じ事をやってみないか、という相談を1年中されていた事もあって、そのイベントの中身を見せていただく意味もかねて会議への参加を以前から決意していましたが、せっかくUAEまでいくのに、当協会の認証済みの商品を紹介しないのももったいないという事で急遽展示会への出展も決定し、更にイベントのスポンサーにまでなる運びとなりました。おかげであちらこちらに協会のロゴが見える状態にはなりましたが、協会は宣伝をしたところで何になるわけでもないので特にその必要がなかったように思ったほどです。

この会議の目的は、この前に11月にトルコで行われた世界ハラール統一基準について、引き続き解説が行われ、更にOICのイスラム諸国への呼びかけの強化が目的といったところで、更なる関係者への統合基準への理解を求める話し合いがいくつものトピックに分かれ各専門家らによって話されました。

この会議に参加していたのは、協会を含め、この前のイベントの数日前の12月12日から行われていたマレーシア・プトラジャヤでのイベントであった世界中のハラール認証機関の顔ぶれも多く見られました。「あ、また会ったね。」と言わんばかりに、同じ顔ぶれがそろうので、日本からこんなに海や大陸を隔てているにもかかわらず、まるでご近所の人に会うかのような感覚さえありました。

今回の会議&展示会には、日本から我々と共に出展者の方々と一般からは視察ツアーの参加者の合計14名の方々が同行されました。協会が初めて展示会へ出展するということもあり、3社様だけにご出展頂き、ツアーには一般企業の方々や、大阪観光局の方々もご一緒されたました。

1日目:到着当日は早朝ドバイ入りし、会場のチェックと観光で次の日の本番に臨みます。

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合間に地元のスーパーでお買い物を含め、市場価格、ハラール製品の陳列状態、どこの認証がついているか、どんな物が売られているか等市場調査をしました。

 

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予期せぬランチの風景。地元の料理を庶民的な地元のレストランで初アラビア体験を堪能する皆様。

 

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夜は少しの時間で旧ドバイを観光。スパイススーク、ゴールドスークへ立寄、ギネス認定されている世界一大きい指輪の前で。

市民の足、アブラ(水上タクシー)にのって夜景の中を移動したり、昔の家並みを残した場所でレバノン料理を頂いたり、つかの間の旅行を楽しみました。

2日目:会議&展示会 本番当日

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なんとか小さいながらも36㎡の自前のブースを構え、3社様の商品を展示し、すてきな商談ラウンジまで設置する事ができました。

 

 

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タイの認証機関CICOTの委員会メンバーらと11月のトルコ以来でまたお会いし記念撮影。真ん中はインドネシアの認証機関MUIの会長様と。右は世界統一基準の制作にあたられた張本人でトルコSMIICのハルーク氏と協会のイスラム法学監査員トヘル氏と食品技術監査員の伊藤氏。

どこに行っても同じ顔ぶれなので、普段は地球の端に住んでいる相手に思えないのです。。

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会議のオープニングが始まり、スポンサーらが順に表彰されました。当協会も出展ブースと引き換えに少なからずスポンサーをさせていただきましたので、ありがたくも着物姿で記念品を受け取ることができました。この舞台上では、日本人ムスリムに初めて会われたそうで、こちらの方々に質問攻めにあいましたが、同時に日本にも同胞がいる事を知っていただけましたし、和製ハラールの存在アピール効果に繋がった事を期待しています。

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今回出展されたのは、京都のオーガニック化粧品を素材と製法にこだわって、とても質の高い製品をお造りになられている企業様、マレーシア政府から要請があってハラール認証を取得する事になった福岡の製茶メーカー様、シンガポール工場にて和食調味料を製造しシンガポールMUISの認証を取得されている日系企業様の3社様。3日間とも常に人が立ち寄られており、直々にバイヤーの方々が商談にこられ、その場での商談会なども実施しました。出展者の方々それぞれが、大変良いお話を頂き、また高品質である事をすでに市場が認知している日本製品で、尚かつハラールである、というまさに「鬼に金棒」なこれらの商品を見逃す手はない、と多くの方々に注目を頂きました。現地Jetro様の働きかけもあり、日系のメディアも含め、現地のメディアもインタビューにこられるなど、今回の和製ハラールのUAE進出は手応えがあったと、参加者全員が実感しました。

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最終日は、協会監査員らが地元の屠畜場の見学に伺いました。現地の徹底したハラール屠畜上は、とても清潔でまさにハラールの基本が成り立っている事を実感しました。

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中国は4000㎡ある全会場の半分を占めており、どれだけの規模で中国政府が出資しているかが伺えました。ハラール先進国マレーシアも立派なブースを構えており、韓国、イタリア、インドネシアなどそれぞれ各国政府が協力体制にある事など、改めて日本のハラール化に政府がどの点において着目するべきで、問題点が何かを早く理解し解決に向けていただきたいと思いました。

まとめとして、このイベントに参加した事で分かったことはハラール認証を取得しただけではどうにもならないこと。それを売れるように、認証を活用するように働きかける事が一番必要であり、メーカーとして当たり前ではありますが、それぞれの企業の方々がマーケティングをしっかりする事が必要です。売れる商品を作る事、それと合わせて、日本の企業にとって未開の地であるイスラム圏であるからこそ、ムスリムである我々ができるサポートをしていかなければ、橋渡しをしなければその広がりは留まってしまう事。我々がしょっちゅう海外で顔をつきあわす相手は各国の現役のハラール産業の第一人者らである事から、そのネットワークを使わない手はないという事。それで初めて、取得していただいた認証が活用される事を実感しました。今後、協会として継続的に此のサポートを強化していきたいと思います。逆にこのサポートをしなければ、認証を取得していただく意味がないに等しいと考えています。成功に導けるかどうかは、まだ結果を出していく迄分かりませんが、それまで微力ではありますが、できる限りのサポートをしていきたいと思います。

そして、これは当事者でない限り分からない事かもしれませんが、ハラール認証をもって輸出するには、海外で認められたハラール認証機関しか認証書を発行する事はできません。その認証機関は、機関として国際的な基準を満たしている必要があり、認証の要は監査の質であり、その要は監査員の質です。従って、国際的に認められるには、それなりの監査員の質を機関として保持している必要があります。それらの認証機関から証書が発行されない限り、ハラール輸出はできない、という事ですので、それらの認証機関の体制を整えることが、今後ハラール輸出を増加するにあたって一番のネックとなるのは認証機関である、という事です。認証取得希望企業に支援をすることで認証取得希望者は増えますが、認証機関が手一杯になってしまえば、認証自体が行き詰まります。政府には此の点をご理解頂き、今後の予定をたてていただきたいと思います。

このところ、ハラール認証の話題は途切れる事なく世間で話題になっておりますが、認証書を発行するということは日本製のハラール製品を世界へ発信することを可能にさせるものです。日本製がこれまで世界中で名高く、高品質である事を世に知らしめてきたのと同様に、我々はそれらがハラールである事を証明し、高品質で尚かつハラールである、ことを保証して世界へ知らしめていく事を仕事としています。我々には、それを保つ義務があると心得ており、常に「日本」というプレッシャーをもって仕事をしております。故に中途半端なことは絶対にできない、監査員もプロでなければ採用しない、虚偽や隠蔽は許さない。世間では協会の認証は厳しすぎるとか、そんなのじゃ日本の社会にあわない等、言われる事もありますが、我々は日本人でありムスリムであって当然の事をしているまでで、これ以下の基準でしろといわれても日本のハラール産業を地に落とすようなことだけはできません。我々は、このハラール産業を後世に次ぐ義務を担っておりますので。逆に「中途半端なハラール性」はその日本のブランドである高品質や、ハラール性を落とし、広がるはずの日本のハラール産業(輸出もインバウンドも含め)を危険にさらす、ということを、どの従事者の方にもご理解頂きたいと思います。

我々が毎月継続している「ハラール管理者講習」と「ハラール接遇主任講習」ですが、これらは従事者らのハラールに対する意識や知識を高める事で「本物」を見る事ができるようになる目を養う役目もあります。従事者の意識レベルが向上すると、もちろんその方々が出す結果も向上します。これが我々が、毎月継続している理由です。

どこの認証が海外で使えるのでしょうか。よくあるFAQです。

海外で我々が会う日本のハラール関係者は、宗教法人日本ムスリム協会様のメンバーの方の他いらっしゃいません。何故でしょうか。海外に用事のある人たちが、日本ハラール協会と日本ムスリム協会様だけなのでしょうか。違います。海外からお声をかけていただけるのが、日本ハラール協会と日本ムスリム協会様だけなのです。なぜなら、その認証の質を保てているからです。これは揺るぎもない事実であり、これが現実です。

盛り上がっているハラールですが、中途半端な事をすれば、その返しは大きい事、今一度、それらの危険なポイントをよく押さえて、日本のハラール産業作りに携わっていただきたい、というのが我々の切実な願いです。 −レモン 史視−


 
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